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物語るロマネスク霊性 [Medieval Spirituality]

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小澤実編
物語るロマネスク霊性
池上俊一著『ヨーロッパ中世の宗教運動』(名古屋大学出版会 2007年)書評集
クリオの会 2008年 178頁

序(小澤実)

第I部 フォーラム:『ヨーロッパ中世の宗教運動』の解読
- 西洋中世の民衆宗教運動(小澤実)
- コメント1:「霊性」、「物語」、「民衆」(鶴岡賀雄)
- コメント2:ロマネスク、ゴシック期の宗教運動への視角(杉崎泰一郎)
- コメント3:中世後期ヨーロッパの宗教文化の理解に向けて(赤江雄一)
- コメント4:構造と運動(千葉敏之)
- レスポンス(池上俊一)

第Ⅱ部 『ヨーロッパ中世の宗教運動』に寄せる9稿
1. 越境者との対話
- 美術様式と時代の色調(金沢百枝)
- ビザンツの「民衆的宗教運動」とその「霊性」について(草生久嗣)
- 近世フランスから見た宗教運動(山本妙子)
2. 宗教運動の震源
- 「十字軍」と「少年十字軍」(櫻井康人)
- 中世のローマ教皇権と宗教運動(藤崎衛)
- 都市の宗教とは何か(青谷秀紀)
3. 「辺境」からの眼差し
- 中世スカンディナヴィア人と同時代ヨーロッパの霊性(成川岳大)
- フス派運動における民衆と民族(藤井真生)
- スペイン中世から見た『ヨーロッパ中世の宗教運動』(村上司樹)

後書きにかえて(小澤実)

池上俊一 略歴と業績一覧(2008年4月まで)(池上俊一/小澤実/梶原洋一)
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著者を褒め称える提灯記事はありません。あしからず。
関心のある方は、毎年日本のどこかで開催される日本西洋史学会に足を運んでいただくか、発行者のクリオの会にお尋ね下さい。一冊1500円也。

当たり前のことですが、書評が対象とする『ヨーロッパ中世の宗教運動』を読まなければ、本書評集を読んでも意味がわからないでしょう。
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